読書メモ:nginx実践ガイド
スキルの棚卸のため、こちらも過去読んだ本について書きます。
リバースプロキシで使われる用途が多いですが、やはり大規模なOSSで構成されるWebシステムのフロントでマイクロサービス(Web APIやWebアプリを機能ごとに分割したサービス)を振り分ける用途と「冗長化+負荷分散」で使われるのが多いのではないでしょうか?
こちらの本は、仕事でNginx使った際に最も役立った本です。
メンテナンス、セキュリティ、負荷分散、冗長化、アクセス制限、実際に運用する場合に喉からほしいほどの情報が詰まっていました。
とくに、冗長化や負荷分散では、信頼できる情報ソースとして大変お世話になりました。
インフラエンジニアでNginxを使っているなら必読と思います。
軽く読み返してみましたが、今でも十分役立つ内容だと思います。
アクティブヘルスチェック、セッション維持のロードバランサなど、Nginxでほしい機能は、有償版Nginx Plusに詰まっているので、それを割けてなんとか無料版で節約したい場合や、Nginx Plusをより活かしたい場合、どっちみちこの本の理解は必須です。
具体的な節約術としては、パッシブヘルスチェックでバックストリームのフェイルオーバーをしたい場合、タイムアウトをチューニングした記憶があります。
他のアイデアとしては、冗長化の設定内容を外部ファイルにしておいて、Pythonのrequestsやbashを使ってバックストリームサーバのヘルスチェックを行い、サーバが落ちた場合に設定ファイルを切り替える等で簡単に実装できると思います。
(もう大分古い書籍になってしまいましたが)自信をもってご購入をオススメしたい書籍です。