読書メモ:Ruby on Rails 5アプリケーションプログラミング
スキルの棚卸のため、こちらも過去読んだ本について書きます。
RoR (Ruby on Rails) は、前職でとあるアプリがRoRで開発されており、それのちょっとした機能開発を行ったり、様々なRoRアプリの管理(Redmine等)などで触れておりました。
RoRは、強固なMVC(モデル・ビュー・コントローラ)フレームワークになっており、データベースは、Active Recordデザインパターンで隠蔽されています。
そのため、RoRを憶えるのはそれなりに大変ですが、データベースへのアクセスやフォームのサニタイジング処理など面倒なことはRoRが全て行うので慣れてしまうとRoRだけで素早くWebアプリを作れることに感動したことを憶えています。
しかし、Rubyだけでなく、様々なことを自動でやってくれるRoR自体の機能や操作を憶える必要があるので、それなりに学習コストがあります。
例えば、プラグイン等の更新でマイグレーションファイルが関連してデータベースの不整合が起こり、アプリが立ち上がらなくなったり、RubyとRoRのバージョン事態にも相性があったと思います。
Active Recordも完璧ではなく、効率の悪いデータベースアクセスをしてしまう場合(大量のクエリなど)があります。
開発だけでなく、そのような運用上のトラブル対処や、ちょっとしたチューニングでもRoRの全体的なアーキテクチャ知識が必要になります。
この本では、機能に対して短いコードと解説が付いており、非常に読みやすかった記憶があります。
しかし、現在RoRはバージョン7で、最新版は発売されていないようですので、購入は新しいバージョンに対応した他の書籍をオススメします。