読書メモ:データ指向アプリケーションデザイン
スキルの棚卸のため、こちらも過去読んだ本について書きます。
こちらの本の内容を端的に言うと、RedisやグラフデータベースなどのNoSQL(Not only SQL) やデータベースの分散化(シャーディング、レプリケーション、2相コミット)、MapReduceなどの分散型ファイルスステム、データのストリーミング処理などデータを扱う技術と仕組みを包括的にまとめた本といった感じです。
全体的に、特定の技術に偏らないように包括的かつコンセプチュアルな内容となっており、経験豊かなエンジニアやコンセプチュアルな理解が可能なハイIQなエンジニアは行間を補完しながら理解可能かもしれませんが、読み手の知識によってはチンプンカンプンになり得る難易度です。
高可用性かつ処理速度を求められる要件のシビアなデータベースおよびシステムの設計者や、巨大なデータを時間内で処理するようなビックデータを扱うシステムで働くエンジニアにお勧めの本かなと思います。
約650ページある長編ですので、理解はさておき読破にかなりの時間を要しました。