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読書メモ:ハンズオンJavaScript



最近読んだ本についてのメモです。

以前に「ハンズオンNode.js」を読んだことがあり、それの姉妹書であるこの本を買うかどうか迷っていました。

しかし、「初めてのJavaScript 第3版」で正規表現や非同期処理について理解を深めた経験があり、同様に理解の浅い部分やスコトーマ(意識的盲点)を認識できると感じたので、この本も購入することにしました。

この本は、オライリーの中でもプログラミング初心者を対象にしており、基本的にはブラウザの開発機能にあるコンソールを使って学ぶスタイルです。

初めの章では詳細な内容が丁寧に解説されていますが、後半に進むほど進行が速くなります。特に「12章のWebを学ぶ」以降はスピード感があります。

この本はコンソールを使って学ぶという点で他の書籍とは異なり、レファレンス的ではないため、詳細に説明していない部分や説明が粗い箇所も多数あります。

そのため、疑問が生じた場合は、それを解消するためにMDNを読むか「初めてのJavaScript 第3版」を参照することで、理解が進むと思います。

初学者向けといっても、他のJavaScriptの書籍と比較して充実している内容がいくつかありました。

例えば、タグ関数について触れておいます。タグ関数は、テンプレートリテラルとそれに内挿された値を引数として受け取る関数で、その関数を利用してテンプレートリテラルをタグ付けできます。

また、Weak MapやWeak Setに関する内容も豊富で、他の書籍では軽く触れるだけの場合が多いですが、この本では実践的な使い方を学ぶことができます。

さらに、ArrayBufferの具体的な使い方が充実しています。そのため、マルチメディアやファイル操作などの実践的な使用方法を学ぶことができます。

また、オブジェクト指向の実践についても詳しく解説されており、アクセサやプロトタイプの実際の使い方に関して充実しています。

さらに、JavaScriptの文法だけでなく、ブラウザでのマルチメディアのプログラミング方法やPWA (Progressive Web Apps) の作成方法なども学ぶことができます。

以上のように、この本は初心者にとって良い一冊となるだけでなく、近年のWeb技術的な視野を広げるのに役立つ書籍だと思います。

700ページありますが、コロコロコミックサイズなので、そこまで読むのに時間は掛かりませんでした(ジョジョの名言を使うコードが多少気になりましたが・・・)。





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