読書メモ:できるPRO Apache Webサーバー
スキルの棚卸のため、こちらも過去読んだ本について書きます。
Apache Webサーバーの歴史は、古いですが依然としてよく使われています(多くの人が物心がついたころには存在していたことでしょう・・・)。
例えば、ワードプレス、Nextcloudなど、いわばPHP言語を使ったブログ、フレームワーク(Laravel等) 、Webストレージなどでも使われますし、伝統的な大手SI企業などでは、実績やノウハウの多いソフトウェアを優先することが多いので、TomcatなどのJava系のWebシステムとの連携(Ajp)にも使われていると思います。
また、社内で考えられる特定のユースケースでも優れた機能やプラグインが豊富にそろっています。
例えば、Nginxにデフォルトで備わっていないようなLDAPなどのユーザ認証や、ネットワークアクセス制限、転送およびリバースプロキシなど痒い所に手が届く細やかな設定ができます。
Apache側で特定のユーザーだけ管理画面を許可したり、If文を使ってメンテナンス画面に切り替える等細かいプログラミング的な制御もできます。
ただし、このような応用はデバックがしにくいため個人的には大変でした。
また、既に古いソフトウェアなため、設定項目名や設定方法が複雑で直観的にわかりにくい面があります。
一方、バージョンの更新によってDebian系やRed Hat系で操作が多少違ったりとややこしいこと・・・
そのような理由で、体系的に学び直したいと思いこちらの本を購入しました。
現在、ApacheはVersion 2.4となっており対応している書籍もあまり多くないので、この本で理解を強固にすることで、思わぬリダイレクトループやセキュリティ上の設定ミスも防げると思います。
ネットワーク技術のリテラシーは多少必要ですが応用は、本家のマニュアルをみて設定できるようになると思います。
わかりやすいのでかなりオススメの書籍です。
おそらくApacheは、Web系のエンジニアであるかぎり多かれ少なかれ一生使う知識です!