読書メモ:Ansible実践ガイド
スキルの棚卸のため、こちらも過去読んだ本について書きます。
バックエンドの開発やインフラ系をメインでやっていると、地獄のような数のサーバーセットアップを命じられたり、でっち奉公のように、膨大なユーザー作成やミドルウェアのインストールをしなければならないことがあります。
また、その後もセットアップした人にそのサーバーの管理業務が永遠と割り振られることも多々あるでしょう。
驚くに値しますが、それを未だに手作業でやっている現場が多々あることと思います。
そのような、雑用業務をエンジニアリングに変えたのがまさにAnsibleだと思います、AnsibleのPlaybookさえ作成すれば、数百台ものセットアップを一瞬で終わらせられます。
接続には、SSHを使うのでクライアントも不要です。
その後は、DockerやK8sのクラスタのランタイムにして稼働させれば本番環境の稼働も終わりというわけです (IaC) 。
上手くやれば、雑用から解放され、よりエンジニアリングに時間を割くことができます。
そしてチームも技術力が上がり、雑用のサイクルから、よりよいサイクルに入ることができます(他の雑用業務が増える可能性もありますが・・・)。
この本では、そういったAnsibleの活用面で大変参考にさせていただきました。
また後編に載っているAWXというAnsibleを使ったジョブの自動化ツールにより、月次や日次で実行したい定例ジョブ(多数のサーバーで連携するジョブ)や、多数あるシステムの開始や停止、アップデートとさまざまな活用をさせていただきました。
SI前提で商用だと日立のJP1やNRIのSenjuのようなハイエンドなサービスがあると思いますが、AWXでジョブネットも作成可能です。
最近は、書籍が更新され、最近は「基礎編」と「クックブック」に分かれたようです。
Ansibleのみで複雑なことをするより、AWXをフル活用をしたほうがGUIでジョブ内容を共有することができるため、個人的には便利だとおもいました。
是非、自動化業務に活用されてはいかがでしょうか。