スキルの棚卸のため、こちらも過去読んだ本について書きます。

クラウド、GitHubやCI/CDツールをフル活用した開発手法をDevOpsと思いがちですが、こちらの書籍ではDevOpsは企業文化の改善およびそれに取り組む活動であることに重点を置いています。

日本のIT現場でもありがちな、マネージング層の理解不足、アウトソーシングや様々な雇用形態による利害関係、開発チームとインフラチームなどの職務領域を分けることによって発生する分断など、それらをDevOpsを取り入れることで相互理解、相互尊重を促進する職場改善の方法が書かれています。

効果的にDevOpsの文化を取り入れることで、業務効率も上がり、技術力も上がり、離職率も減らすことができます。

とは言うものの、IT部門に対する経営の方法（予算、システムに対する考え方、アウトソーシング中心のビジネス）が変わらないと現場レベルでは変えることが難しい問題も多々あるのが現状だと思います。

そのため、この本はマネージング層から現場で働くマネージャからエンジニアまで幅広い層でオススメの書籍という感じでした。