読書メモ:[改訂2版]Zabbix統合監視徹底活用
スキルの棚卸のため、こちらも過去読んだ本について書きます。
こちらも数年前に仕事で構築したため、購入しました。
Zabbixはオープンソースで無料で使える監視システムとして人気があります。
この本では、[改訂3版]Zabbix統合監視実践入門の応用に位置する書籍です。
Zabbixを導入して、監視の精度を上げたい場面で活用できる知識が詰まっています。
例えば、構成情報をより自動化したい、より早くトラブルの原因を特定したい等です。
また、多くの部分として割いているのは、他のVM基盤やミドルウェア、クラウドとの統合です。
例えば、データベース、VMware、AWS、Fluentdを含めたKibanaとの連携などです。
当時、当部署で監視システム以外の仕事が多々あったため、複雑にしすぎると誰も理解できなくなるので、そこまでこの本を活用しませんでしたが、監視ソフトウェアの構築をメインとしているSI企業の担当者でOSSの監視ソリューションを提案しているコンサルタントやZabbixのサポートをしている担当者が知っておくべき内容といった感じです。
ユーザー企業のインフラエンジニアもZabbixを使っているならば、このような機能や監視のアイデアがある等、知っておいて損はないかなと思います。
書かれている内容の幅が広いため、こちらも統合する対象(DB、VMware、AWS等)について知識がないとあまり書かれている内容が入ってこな感覚を受けました。
監視システムを構築するのに必要なスキルセットの難しさを感じさせる一冊です。