読書メモ:入門Kubernetes
スキルの棚卸のため、こちらも過去読んだ本について書きます。
実は、Kubernetesの本はかなりの量を読んでいます。
理由としては、当時の職場で導入前だったためKuberentesがどこまでやってくれるのか良くわからなかったためです。
また、Kuberentesで走らせるために、各システムをKubernetesのPod化を行うには何をすれば良いか理解しなければなりません。
それだけでなく、Kubernetesがクラスター化された奇数台コンピュータ(最低3台)をどのように基盤として扱うかの面も理解する必要があります。
Kubernetesを構築してシステムをPod化するには、膨大な学習コストが発生します。
この本では、機能と設定方法がシンプルにまとまっており、基本的なKuberentesクラスタのオペレーションおよびリソースやオブジェクトの操作や作成が可能になります。
しかし、前提条件として、コンテナなどを使ったマイクロサービスがスケーラブルな構成になっており、読み手がなぜスケーラブルなのかを理解していないと、記述されている機能を理解できても現場で使いこなすことはできないと思います。
システム系に就職して間もない方など、スケーラブルな構成を実現するインフラのアーキテクチャ知識(冗長化、ロードバランシング、セッション共有、キャッシュサーバー、DB等)が少ない場合は、そこからある程度学んだ方がよいかもしれません。
上記の前提を満たしていれば、知識の整理に役立つ感じといった内容でした。
また、進化の早いKubernetesの世界で約6年前の書籍のため、現在内容が時代遅れかもしれません。