WindowsでDHCP設定しているインターフェースにセカンダリIPを設定する方法
DHCPを設定しているネットワークで、社内の一般ユーザが利用するネットワークと分けて、監視(モニタリング)など特定の目的でサーバーなどに別セグメントでセカンダリIPを割り当てることがあります。
しかし、Windows環境だとデフォルトでは、DHCPの設定をしているインターフェイスにセカンダリIPを設定できません。
そのため、毎回DHCP設定を一端オフにして、マニュアルでIPを設定した上で、セカンダリIPを毎回自分で追加し直したりと困ったことはありませんでしょうか?
ですが、netsh
コマンドを使いdhcpstaticipcoexistence
を有効にすることで、それが可能になります。
日本語のサイトにこのやり方を記述した記事が無かったので共有させていただきます。
1.管理者権限にしたコマンドプロンプトで、まずセカンダリIPを設定したいインターフェース名を取得します。
> netsh interface ipv4 show interface
2.対象のインターフェースでdhcpstaticipcoexistence
を有効にします。
> netsh interface ipv4 set interface interface="「1.」で調べたインターフェース名" dhcpstaticipcoexistence=enabled
3.セカンダリIPを追加します。
> netsh interface ipv4 add address "「1.」で調べたインターフェース名" 192.168.3.2 255.255.255.0 192.168.3.1
以下コマンドで、DHPCが有効のままセカンダリIPが追加されていることが確認できます。
> ipconfig /all
参照元「Add a static IP alias to a DHCP interface on Windows 8 (and above)」