読書メモ:SREサイトリライアビリティエンジニアリング
スキルの棚卸のため、こちらも過去読んだ本について書きます。
この本から、サイトリライアビリティエンジニアリングという言葉が流行り出したため購入しました。
データセンターからネットワークまで自社で作っているGoogleにおいて、そのサービスを支えるSRE担当のエンジニアのノウハウ集といった感じです。
概念的および汎用的に書かれているため、理解できても現場で具体的なアクションに落とし込むことが難しい、Googleのインフラの知識がないとそもそも書いてある内容がわからない内容が多いというのが正直な感想です。
オライリーの本は高評価なわりに個人的にわかりにくい内容が多いですが、これもその一冊です(読み手を選びます・・・)。
テーマ別にいろいろな対応内容を集めた事例集的な感じですので、体系的なエンジニアリングの本と想像して買うとガックリくるのでお気を付けください。
内容がSREだけに運用、開発、ネットワーク、インフラに渡りボーダレスため、ボーダーだらけの下請け分業体制の日本のIT組織には合わない内容と個人的には感じました。
しかし、大手のWebサービス企業でインフラごと自社開発をしているSREエンジニアなら学ぶことは多くあるのではないでしょうか(少ないと思いますが・・・)?
読み手や働き手を選ぶ書籍です。