読書メモ:Redis Cookbook
スキルの棚卸のため、こちらも過去読んだ本について書きます。
こちらは、洋書です。しかし、全部で60ページ程度のCookbook(ノウハウ集)なため簡単に読めます。
Redisは、NoSQLでキーバリューストアとしてオープンソースで構成されるシステムでよく使われています。
Webアプリで、ある程度の規模を予想している場合は、最初からRedisを組み込んでいる場面が多い印象です。
速度も速く、多機能でデータベースはファイルとしても保存されるためMemcachedの代わりとしてアプリケーションの水平スケーリング目的にキャッシュおよびセッションデータの格納に使われることが多いのではないでしょうか。
アプリケーション開発者は、モジュールやフレームワークに組み込まれており、あまり意識しないで使っているかもしれません。
しかし、大手のWeb企業や大規模なWebシステムに使用が限定されるかもしれませんが、そのようなプロダクション環境で必要になるRedisのシャーディングや冗長化についても簡単に書かれて言います。
また、パブサブ、ジョブキューなどの応用方法についても書かれています。
Redisをフル活用したい、もしくは運用環境でRedisを使う場合に、知っておいて損はない内容です。
セキュリティ面の注意点としては、簡単に使用できるので(クラウドやVPSで)忘れがちになるRedisのポートを外部に開かないおよびパスワード認証を使うことは必須なのでその点で担当者は気を付けてください(アプリのキャッシュやセッションデータ漏れをしてしまう等があります)。